2008年12月5日金曜日

楽しみ、好きになること


 さまざまなフィールドを舞台にした活動は、どんな分野であれ、永続的であるためには、楽しむことが重要だと思います。「楽しい」ことではなく「楽しむ」ことです。言葉で遊ぶな、と言われるかもしれませんが、紙一重で大きな違いがあります。

 あなたには、好きな人がいますか?好きなひとと一緒にいると、きっと「楽しんでいる自分」がいるのではないでしょうか。そのことは「楽しい」だけではなく、「つらい」こと、「悲しい」こと、「腹が立つ」ことも共有していて、それが繰り返されながら「楽しんで」いるから、心地良いのではないかと私は思うのです。  

 ひるがえって見るに、ボランティアやNPOにしても、創立の理念に基づいた永続的な活動があることによって、その存在意義が推し測られるのだと感じています。そのために多くの方々に、埼玉の自然や文化を好きになってもらうプログラムを提供して、日々の生活を楽しんでいただけるような活動を展開してまいります。そのための資源の発掘を、今年から来年にかけて県内を駆け巡っていきたい。

2008年11月24日月曜日

第1回クリーンハイク開催報告

 埼玉県飯能市の「竹寺」と「子の権現」を通る、関東ふれあいの道「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」で、11月22日に第1回のクリーンハイクを開催しました。
 当日は快晴に恵まれました。参加者は10名で、にぎやかにハイキングをしながら、楽しくゴミ拾いをしました。飯能駅北口より国際興業バスで「小殿」下車。ちょうどバス停脇にある、トイレを掃除してくださっているご婦人とあいさつ(飯能市からの委託で週2回ほど掃除をされているそう)。みんなで円陣になって、準備体操をして出発です。


 参加者の顔ぶれは、東京農大の学生さんが3名、掛川市役所から視察で2名、そしてNPOやコミュニティビジネスの活動を始めたり、勉強している大人?が5名でした。とりわけ、静岡県掛川市からコミュニティ活動における清掃運動と、レクリエーションを融合する試みで視察にみえたお二人、遠くからありがとうございます!

 さて、ハイキングコースは、登り初めから急登です。ごみがほとんど落ちておらず、落胆(?)する方がいるのも、このイベントの性格かもしれません。ごみが無いことは良いことなのですが。竹寺や子の権現の駐車場には、ドライバーが捨てたと思われるペットボトルや空き缶、お菓子の包み紙が多くなります。それ以外のトレイル(小道)では、飴の包み紙、ティッシュペーパーがたまに落ちています。

 コースでは、奥武蔵の山並みや紅葉、都内のビル街も遠望することができ、参加者からも「気持ちいい!」との歓声もあがりました。


 今回のゴミの収穫は、分別の結果ジュースのペットボトル38本、空き缶29本、空きびん8本、タバコの吸殻32本、お菓子の包み紙多数でした。反省点としては、収穫が最終的に予想を大きく上回り、電車内にゴミ袋を持ち込めなくなり、西武鉄道吾野駅のご好意で駅で処分をお願いしてしまったことです。これからは、事前に地元自治体と協議して、収集の方法を決定してまいります。


 最後にクリーンハイクにご協力くださった、ボランティアの皆様、埼玉県、西武鉄道吾野駅、すれちがった時に励ましてくださったハイカーの皆様に、心より御礼申し上げます。

2008年11月3日月曜日

自然歩道関連の研究室へお邪魔します

埼玉県狭山市より発信させていただいています。
おとといの1日、世田谷区にある東京農業大学で行なわれている、
第117回収穫祭に遊びにいってまいりました。

あるきーぷ倶楽部代表兼事務局長の武田は、母校ということもあり、
5年ぶりの訪問で清々しい気持ちで、埼玉に帰ってまいりました。

それは、学生たちが自分の学ぶ分野に希望をもっていて、
自分の言葉で、夢や情熱を語っていたからです。

2つの研究室にお邪魔してまいりました。
短期大学部環境緑地学科緑地生態学研究室と、
地域環境科学部造園科学科自然環境保全学研究室です。

緑地生態学研究室では、訪花昆虫についてや、
耕作放棄地の両生類の研究をすすめている先生おふたりに、
あるきーぷ倶楽部の活動をPRしてまいりました。
活動への賛意と学生への参加協力を呼びかけてくださることになりました。

自然環境保全学研究室でいま盛んなのは、
地域との協働でした。
多摩川源流大学や富士金山跡周辺の環境保全事業、
巻機山の登山道整備や植生復元ボランティアをすすめています。
こちらの研究室でも、学生さんが熱心に話を聞いてくれました。
今後さまざまな活動交流が展開できそうです。
学生さんたちの研究テーマも提供できれば、と考えています。

「埼玉を歩いて健康づくり」も掛け声だけではなく、
どんな運動が、どんな疾病予防効果があるのか、
ストレス解消にどんなプログラムがよいのか、
身体教育学の面からも、アドバイスをいただけることにもなりました。

今後の活動にもご期待下さい!

2008年10月31日金曜日

紅葉についての随想

秋の気配が、身近な公園のサクラの黄葉で感じる頃となりました。
足元にもひんやりとした空気が漂ってきています。

ハイキングで紅葉ツアーを組まれている方も多いのではないでしょうか?
綺麗な紅葉も、1本1本を見ると、それぞれ色も違い、
さまざまな樹木があって、それぞれの個性が、全山の美しい景観をつかさどっています。

子どもと山歩きをするときには、形の違う落ち葉をどれだけ集められるか競争してもおもしろいですね。
遠いどこかだけではなく、近くの公園や里山にも、みなさんのお気に入りの景色がありますか?
私は秩父ミューズパークのイチョウ並木が、この季節とても好きです。
場所によっては、両神山方面の紅葉、そして秩父盆地を見下ろす景色。
埼玉に住んでてよかったなーと家族で確認しあうのでした。

2008年10月25日土曜日

埼玉県NPO情報ステーション

埼玉県のご好意により、埼玉県NPO情報ステーションでも、あるきーぷ倶楽部の情報を発信させていただいています。こちらにも遊びにきて下さい。わたしたちの他にも、素晴らしい団体との出会いがあるかもしれません。

【当会の紹介ページ】http://www.saitamaken-npo.net/_db/080919112917.html

まだ地に足が着いていませんが、地道な自然歩道活用プログラムを展開してまいりますので、宜しくお願いします。

2008年10月24日金曜日

埼玉県の自然歩道を美しく

埼玉県には、環境省の提唱で整備された首都圏自然歩道(愛称:関東ふれあいの道)をはじめ、数多くの自然歩道が整備されています。県の単独事業でもかつて「ふるさと歩道」が30コース近く整備されていましたが、今は埼玉県の市町村に管理権限が委譲されています。権限を引き継がなかった市町村のコースは整備が打ち切られています。話が戻りますが、全国の長距離自然歩道は、北海道自然歩道の整備が終わると日本全国に歩道網が完成することになります。ひとまず整備の時代が終わり、維持管理の段階に来ているのです。それは、自然歩道にもいろいろな施設があり、指導標や案内板、あづまや、里程標、ビジターセンターなどの維持・管理です。これらの美化や路体(自然歩道そのもの)の保全のためにわたしたち「あるきーぷ倶楽部」は活動をはじめます。ゴミを拾うと、拾っている人はもちろん、その光景を見つけた人も気持ちよくなります。自然公園財団が活動している国立公園では、登山道のゴミが少なく、気持ちの良い自然景観を楽しむことができます。埼玉県でも、小さなボランティア団体が活躍できる舞台はあると思います。自然風景地の美化は、こどもたちの環境教育や高齢者の介護予防の効果も期待できると思います。今後さまざまな機関・団体と協働できるよう、会の充実を図ってまいります。

2008年10月18日土曜日

秋の奥武蔵クリーンハイク参加者募集!

期日:2008年11月22日(土) 日程:西武池袋線飯能駅改札口(9:30集合)→【国際興業バス660円】→小殿→【関東ふれあいの道】→子の権現(昼食)→【関東ふれあいの道】→西武池袋線吾野駅(15:30解散)

交通費:所沢から往復1,210円

持ち物:昼食、水筒、雨具、ゴミ袋、軍手、火バサミ、交通費、保険証、汗拭きタオル、防寒着 参加費:500円(資料代含む)を当日、武田にお渡し下さい。

参加申し込み:メールか葉書で11月15日までに事務局宛お申し込み下さい。参加のしおりをお送りします。